自民党
山崎派が解散を検討していることが4日、分かった。昨年の衆院選に落選した
山崎拓会長(73)=元
自民党副総裁=の派内での求心力が低下しているうえ、派閥維持が資金面で難しい状況にあるためだ。9月から解散の是非を本格議論するという。
山崎氏は7月の参院選に
比例代表での出馬を目指したが、自民党は「70歳
定年制」の内規を理由に
執行部が公認せず、その後検討した国民新党からの出馬も断念した。次期衆院選への出馬環境は厳しい。
山崎氏の政権獲得戦略が不透明になったとして、派の解散を検討すべきだとの声が出始めた。山崎氏自身も派閥事務所を個人事務所に統合するなど派閥維持に苦心しており、複数の所属議員に今後の対応を相談しているという。ただ、落選議員や若手には情報交換の場として派の維持を求める声があり、山崎氏は自身の進路も含めて決める。
山崎派は町村、額賀、古賀に次ぐ第4派閥。平成10年11月、山崎氏が旧渡辺派を離脱して結成した。オーナー派閥の色彩が強く、山崎氏が一貫して会長。現在の所属議員は、党の申し合わせで離脱中の
田野瀬良太郎総務会長を含め15人。
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